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次に、管理運営法人の選定方法についてであるが、その選定過程を透明性の高いものとするとともに、意欲と能力のある団体が参加できるように、公募方式とし、その選定のために選考委員会を設置した。応募資格はNPO法人等で公共的な団体とし、委託料の上限を示すとともに、管理運営にあたっての、1]基本的な考え方、2]組織体制、3]実施計画、4]年間スケジュールを柱とした企画書を提出させ、その運営能力・企画力を重視する企画コンペであり、公開によるヒアリング審査も実施した。これについても募集要領と選定要領を参照していただきたい。

 

7. 終わりに〜新たな公共投資の手法

以上、市民との協働を理念とする仙台市市民活動サポートセンターは、平成11年6月30日、そのハード面については、民間における既存の社会資本の活用を基本とし、ソフト面についても民間活力を導入するスタイルとした新しい公の施設としてスタートした。

開館して1年に満たないものの、積極的な運営が行われており、利用状況は予想を上回っている。この利用状況、そして積極的な運営活動は、市民と行政とのパートナーシップの力がうまく生かされた成果によるものと考える。

 

 

 

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