話しを戻し、本市の財政状況は、はじめに述べたように財源不足が生じている。近年、新たな公共投資の手法として、PFIが盛んに注目され、その導入について全国的に検討がなされている。現在、本市においては、新たな事業を計画する際、多少はPFIの話題が上ることはあっても、企画局や財政局等の一部の部局における勉強会にとどまり、全庁的には、PFIに対する認識と理解がまだ不足しており、導入の具体的な検討はなされていない状況にある。
今後、PFIの導入に向けて具体的なモデルケースを検討していく段階に入っていくこととなるが、その際には、導入による効果や特性なども十分に検討する必要がある。