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それゆえに、非常に賃料が低廉であり、ビル全体を賃借することが可能であるわけだが、エレベータ、スロープ、多目的便所などを適宜配置するとともに、子供や高齢者の安全確保のため手すりやバリアフリーなど、利用するにあたり支障を期さない程度の改修を行った。

 

5. 施設内容

前述したように、施設内容については、市民委員会で検討がなされたものである。

市民活動サポートセンターは、市民主体のまちづくりを発展させるために、市民活動が行いやすい環境の整備のみならず、市民活動の能力を高め、自立を手助けし、より多くの質の高い活動を展開する市民活動組織の育成と発展を実現させるための拠点である。

市民と行政がそれぞれの持つ能力や利点を最大限に発揮しながら、それぞれの役割を果たしていくことが必要であり、そうした機能を満たすため、具体的には次に掲げる施設を整備した。

(1) 交流サロン

予約が無くとも、小規模な打合せなどに自由に使用できる部屋として約200m2を確保し、机、椅子を設置。

(2) 情報サロン

情報提供の場として、市民活動に関する図書や団体の会報などを設置する。また、活動に関する様々な相談受付も行う。

(3) 親子交流サロン

託児室として、また、くつろいだ打合せの場として設置。

(4) セミナーホール

各種視聴覚設備を備えた、定員約100名のホール

(5) 研修室・会議室

各種研修や会議などに利用。10名〜30名程度。5室

(6) 印刷作業室

団体の会報作成などに利用できる部屋として、印刷機、コピー機、裁断機、紙折り機を設置。

(7) 市民活動共同事務室

 

 

 

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