日本財団 図書館


ウ. 公募後

 

058-1.gif

 

(アウトライン・ビジネス・ケース(OBC)の作成フロー)

1]事業の必要性について

2]プロジェクトの目標とアウトプットについて

3]代替案の設定とその評価について

4]コスト想定とVFMテストについて

5]リスク移転と契約ストラクチャーテストについて

6]財政的な可能性について

7]事業運営計画について

(7) VFMテストの基本的な流れ

ア. アウトプット仕様の特定

同じ効果(ベネフィット。サービス水準)を得られるように縛り、技術的にコストのみの比較に持っていく。

イ. リスク特定・分担・移転(初期は非常に簡単なもの)

1]リスク分担の基本的な考え方

リスクを適切に管理できる主体であり、最小のコストでリスクを負担できるものが、リスクを適切に負担しているものであるという考え方により、リスクプレミアム(リスクを負担する見返りに必要とされる収益の増加分)が最も少ないものがそのリスクを負担する。

従来公共側が負担していたリスクの一部を民間に移転することによって、民間がこのリスクを適切に管理し、費用の低減、収益の増加を図る動機を与える。このインセンティブが創意工夫や経営効率化を生み出し、競争によるコスト縮減やサービス水準の向上を通じて社会に還元される。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION