この情報の非対称性を解決するためには適切なモニタリングを行う必要があり、直営等に比べてこの点のコストが嵩む。
3]途中破綻のリスク
長期間の公共と民間との間の契約関係を保ち続ける必要があり、仮に破談になったときのコストはたいへん高くつく。
また、契約期間中に契約条件の変更があった場合、結果として、VFMが達成されるかどうか疑問である。
4]長期契約のわな
一つの民間事業者と長期間契約を結ぶ結果、自由競争が失われてしまう。
(4) PFI事業実施のプロセス概要
PFI事業は、その透明性・競争性確保の観点から公募を行うことが前提でとなるが、公募に着目すると次のとおり、3つの段階に大別できる。