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4. 本市事業への活用可能性の検討

以下の3施設について検討する

1]区民文化センター

2]廃棄物リサイクル事業

3]植物公園

 

<PFI導入施設候補: 区民文化センター>

1. 現状の問題点

● 区民文化センターに関与する事業会社が市民局、区役所、横浜市文化振興財団と分かれており、区民文化センターのコンセプトがわかりにくくなっている。また、サービスが硬直化している。

● 区民文化センターは再開発事業の核となる施設であり、区分所有方式での整備が前提とされているため、磯子区以降の計画が具体化していない。

● ホール使用料等は条例により定められているため、使用料収入は各館の管理運営費の概ね1割程度である。

 

2. 導入のメリット

● 設計・施工・管理の一括発注による建設費の縮減及び建設期間の短縮による事業コストの縮減やメンテナンスを考慮した設計による管理経費の縮減が図られる。

● 複数館同時施工による整備期間の短縮により、ゆめはま計画上の整備水準の早期実現が可能となる。

● 複数館の同時施工及び運営によるスケールメリットにより、運営の効率化が図られる。

● 契約によりPFI事業会社の収益事業の自由度を高めることによって、管理運営に民間のノウハウ導入の可能性が高くなり、次のようなサービスの向上が図られる。

* 受付業務の改善や照明・音響等の舞台技術、PR(チケット販売、イベント雑誌等への掲載)、楽器・機材のレンタルなど利用者への支援などのソフト面でのサービスの向上が図られる。

* スタジオ等の24時間営業が可能となる。

* 舞台技術等のスタッフの充実が図られる。

* 付帯的サービス(楽器店など文化活動関係のテナントの充実)の提供が可能になる。

● 契約に基づく市のモニタリングによるサービスレベルのチェックにより、サービスレベルの維持が図られる。

 

 

 

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