“プロジェクト予想経費の増加”
とは、5.2(補償事由によるサービス開始遅延)、12.(サービスの変更)および13.(法律の変更)に関連して、増加した建設コスト、営業コストおよび資金調達コストの増加額の総計から建設コスト、運営コスト及び資金調達コストの減少額の合計を差し引いた額を意味する。
“満了日”
[本契約の日付]7である[契約発効日]から[○年目]を意味する。
"ファイナンス契約"
[ ]を意味する8。
“ガイダンス”
とは、適用可能なガイダンスもしくは指示で、事業者が遵守すべき義務を負うものを意味する。9
“後順位債務”
劣後ファイナンスの書類において、契約終了日10での残高を意味する11
“現業下請業者”
[サービス提供期間に、サービスを提供するという義務を履行している者]を意味する。
“PFI”
とは、『政府によるプライベート・ファイナンス・イニシアチブ』、あるいはこれに類するか、もしくは代替となるものを意味する。
6 契約では、いくつかの停止条件が必要とされる場合が多い。停止条件は、契約(たとえば融資契約)の締結と同時に、もしくはこれに先行して達成されるべき事項のチェックリストとして用いることができる(かつ、そのように用いられる場合が多い)。かかる問題は、分離独立した方法で取り扱うこともできる。停止条件が必要とされるのは、厳密に締結後に実行される必要のある事項についてのみである。一例を挙げるなら、計画申請が行われる前に署名がなされた文書を必要とするプロジェクトにおける同意予定がそうである(こうした例として、塵芥処理施設プロジェクトがある)。
7 その他の方法としては予定サービス開始日を参考にして契約満了日を定義するが、免責事由において契約期間を延長することを草案では避ける必要がある。それにより免責事由による予定サービス供給開始遅延は同様に契約満了日の延長につながらないことが明確となる。
8 下記がシニアデットに関係する書類のすべて又は一部である。
(a) 与信契約
(b) 金利ヘッジ契約
(c) 担保証書
これらではなく、債権に関する書類が含まれる可能性もある。その場合、担保証書は及び債権信託証書、債券の条件が含まれる。Monoline insured dealではmonolineの証書及び裏書への参照及び保険・保証委託契約(それぞれ契約で定義)が含まれる。その他のファイナンスストラクチャーはその他の書類への参照を意味することになる。
9 これに対する定義が必要かどうかはセクターにより異なる。(ガイダンスのイントロダクションが法律変更(第13章(法律変更)参照)と同じ影響をもつかどうか)
10 これは、同日付で発生するが、支払われてない利子は除外する。
11 これらは、当初は債務負担による資金調達の資料で、投資かはしばしば、これらにより劣位弁済債務という形でプロジェクトの“持ち分権”に投資する。