それを今生きている人が、しなければいけない。今の生活だけをエンジョイしておってたんではいけないと思うんですね。やっぱり大きい意味で環境を私たちはどういうふうにするか。先ほどいったように、入り口の事も運動に取り入れていかな、いかんなと。で、食べるものひとつ考えても、私たちは、今飽食の時代です。で、これ、飽食といっても国産品でないわけですね。輸入品された物を買うております。それをたくさん捨てておりますけれども、このごろのように、一家族が少ない場合は、やはり、単位を小さくして、量り売りで、中身だけを買う運動、そういうのをこれからしていかなければいけないと。で、ある国民センターの調査によりますと、それを業者の中で、一番意欲的に取り組んでいるのが、生協だそうです。それで、スーパーとか百貨店は、割合にそれに対しては、あんまり意欲を持っていないというような状態なんだそうですけれども、それは私たち消費者が、それを知らないかんと思うですね。案外のんきに生活を私は送ってきているように思うから、できるだけこの運動を進めて、みんなに広めていくのが私たちの務めでないかと思っております。
藤岡−どうもありがとうございました。井元さん、どうぞ。
井元−ありがとうございました。私、ここへカイフ交流推進会議の世話役ちゅうのがあるんですが、最初に申し上げましたが、私は本当に健全な海というのは多種多様な魚がいて、たまにはいざこざがありますが、その時には全体の調和が崩れないように、一生懸命努力している、というのが健全な海だと思っております。ですから社会も是非ともそうあってほしい。それには、どうしてもですね、交流を通じて、私のをみてくださいよ−あなたの違いを私もみますよ。とお互いにその違いを認め合ったなかからですね、なんかひとつ上向いて上がっていきませんかということが交流のほんとの意味だと思うんですね。ですから、消費者と生産者というだけでなしに、これはお互いに人間ですから、作る人もおれば、食べる人もおります。しかしそれを分けて考えるんでなしに合わせてひとつに考えていく、そこまでできたらすばらしいだろうなあと思っております。とにかく今後とも、一生懸命やってみようと思っております。
藤岡−どうもありがとうございます。立松さん今日、我々、パネラーの話を聞いておられて、ひとつ、講評をお願いしたいんですが。
立松−講評なんてのは、とんでもないけれど、河原さんの話聞いてね、トレイの問題があるでしょ、僕はこんな事を考えているんですよ。北海道のジャガイモのデンプンでね、トレイが焼けるんですよ。プラスチィックじゃなくて。それで、芋でも何でも入れて売って、そのあと、トレイ食っちゃうんですよ。そういうことできるんですよ。ただ、コストが高いんです。コストが高いんで、コストが高いってことは、消費者が、高い物を買うという気持ちがなければ、成立しない。ただ、今はね、なんで、発泡スチロール使うかっていうと安いからですよね。