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埼玉県ISO14001の概要

 

1 認証取得について

県政の基本理念である「環境優先」の施策を更に進め、県の積極的な環境配慮の姿勢を国の内外に示すため、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の埼玉県庁における認証を平成11年2月22日取得した。(都道府県の本庁単位としては大分県に次いで全国2番目の認証取得)

 

2 ISO14001の内容

企業や事業体がそれぞれの活動の中で環境問題との関わりを考え、環境行動の改善を継続的に実施するシステムを自ら構築し、そのシステムの構築と運用を公正な第三者(審査登録機関)が評価をする際の国際的な評価基準であり、その大きな特徴としては、PDCA(計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・更なる改善(Action))システムがトップダウンで行われることが挙げられる。

 

3 認証取得の対象

(1)本庁19部局、職員約5,000人が対象

(2)4分野への取組

1]公共事業

道路、河川ダム、公園、下水道など10種類の公共事業(環境配慮方針)

2]オフィスづくり

用紙類、電気使用量、廃棄物の排出の削減など(環境配慮方針)

3]環境の保全・創造に関するすべての施策

「環境基本計画」に定めている21の施策など

4]環境設備(ボイラー等)

 

4 職場での取組

(1)知事の定めた「基本理念」及び「環境方針」を十分理解する

(2)ISO関連の研修

(3)実施計画書の作成と取組

 

5 本県の今までの取組、取得までの経過

平成6年12月 環境基本条例、環境影響評価条例制定

平成8年2月 環境基本計画策定

平成9年9月 環境配慮方針策定

平成10年10月9日 環境管理手続規定第1版(基本理念及び環境方針)の策定

11月9日 職員全体研修(約1,000人参加)

11月12、13日 内部環境監査

平成11月1月6〜8日 事前審査

2月15〜18日 登録審査

2月22日 認証登録

 

 

 

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