つぎに、いつまでにこれを完成させましょうか。だれが中心になってやりましょうかと、これを具体的に決めていくわけです。方法、人、時間というものを決める。これで計画表を作ります。その計画表にしたがって、実際行動に移っていく。計画表ができるということは、段取り8分とよく言いますが、半ば過ぎのことまでできたということになるんじゃないでしょうか。
その計画達成のために、具体的な行動に移す。現場での行動というのは、ある程度人が集まってやるということになれば、その集まった人の組織、あるいは体制というもの、これをきちんとしていかなくちゃならない。その中で、もう一度きちんとした責任者を置いてくださいということを言っております。とかくだれがやるかわからないということは、たがが外れることもあります。こういうことがないようにということを言っています。日本人ともすれば、あうんの呼吸でやっているということ、あるいは皆さん何となしに意思を通じてできているだろうということなんですが、どうやら環境というのはそればっかりに頼り過ぎていますと、事故が起こったり、とんでもないことが起こる。こういうことを避けていかなくちゃならないということがあるわけです。その次には、人が集まって仕事をやる、環境をよくするという仕事をやるわけですけど、それには教育訓練というものが必要でしょう。