また、率先して行政がやっていくことにも意味があろうかなということで取り組みを始めたところでございます。
○石 私は東京に住んでいるんですけど、いろいろとご迷惑をかけているようで本当に申しわけない。埼玉県を何かいろんなギャグの種などにしまして、反省しております。
今お話を伺っていて、過去3年で非常に消費者の動向が変わったというお話があったんですが、ちょっとここで二、三伺ってみたいんですが、仲手川さん、どういうとこからそういう実感があって、どんなふうに実際現場にいらっしゃると消費者の動向変わっているんですか。
○仲手川 一つは、データ的な事で言いますと、先ほど申し上げましたリサイクル商品を投入する直前に実はかなりの調査をやりました。そのときに、リサイクルパーツ、あるいはリユースパーツを使った商品を使うことはイエスですかノーですかとか、それから価格的に高くても買いますかどうですかと、幾つか、かなりの数のことを調べたんです。当時でやはり日本の場合には安ければ買うというのが多くて、それから基本的な考え方は理解できるがという答えが非常に多かったんです。ただ、いつかはこうなるだろうということで思い切って企業としてやってきました。同じような調査を実は幾つかやっていまして……
○石 海外でもやられたんですか。
○仲手川 ええ、海外でもやりました。当時、私どもアメリカ、イギリスにグループがありますので、同じような調査をやりましたけども、ヨーロッパがやっぱりー番すごくて、多少高くても買う、それから同じだったら買うという比率が80%ぐらい。やっぱり環境先進国と言われるところの違いをかなり感じたことがございますです。
○石 日本の消費者だと、何か回収した中古品を組み込んだ部品なんていうのはおかしいじゃないかというふうになるんでしょうか。
○仲手川 ええ、当時はそういう事でした。もちろんこれは商品ですから、私ども品質保証はしていますし、それから必要な新しい技術なんていうのは徹底的に追求していますので、本来的にご使用いただくときに何の違いはないんですが、やっぱりリサイクル部品が入っているというだけで当時ではやはりかなりネガティブでした。今は逆にそういうものが入っている方が好まれる。どのぐらい入っているんですかとか、さっきもお話あったグリーン購入の条件にそういうものが入ってくるような状況にございますです。ですから、これからだと思いますけども、すごく楽しみなとこだと思っています。
○石 飯田さん、最近になって急激に変わってきた理由というのは何でしょう。
○飯田 なかなか一律に言えないと思うんですが、私は変わっている部分と変わっていない部分があるというふうに思います。25年前の石油パニック、オイルパニックのときにやはりいろいろな節約という呼びかけがありました。