4 生活
(1) 生活基盤
道路、上水道とも中球磨全体としては整備率は比較的高い水準にあり、このことは、中球磨地域が他の地域と比べて生活しやすいことを示す1つの数値である。
また、平成25年度までを予定に中球磨など9町村1,350haを対象とした球磨川上流流域下水道事業(平成11年度現在一部供用開始済)により、地域住民の快適な生活環境のさらなる整備とともに、球磨川の水質向上にも大きく寄与することにもなり、「環境に優しい」中球磨のトータルイメージが向上することも期待される。
(2) 文化施設
須恵村には上、中球磨唯一の文化ホールがあり、地域文化の発信地としての活用のみならず、「球磨ゆめさき大学」において郷土芸能、文化活動、音楽活動など地域住民の様々な活動発表及び交流の場としても活発な活動が展開されており、中球磨の文化活動の中心施設としての活用が期待される。
(3) その他
上村のサイクリングロードとして整備されたシンボルロード、建設省で整備された球磨川流域の親水公園は、自然に親しむ観光資源として、今後の活用が望まれるところである。
また、岡原村の森園公園は、地元の住民と役場で整備し、完成後の維持管理は、地元住民が行うなど、地域住民と行政の協働による社会資本の整備として、注目に値する。