3 保健、福祉
(1) 人的資源
中球磨地域では、保健婦、ホームヘルパーの人口1000人当たりの人数は、県内でも非常に高い水準にあり、また、社会福祉協議会の職員も5か町村合わせて25人となる。こうした恵まれた人的資源を、施設などの物的資源と合わせて、先進的な保健福祉のまちづくりを積極的に展開することが可能である。
(2) 施設
中球磨地域においては、医療機関数は少ないものの、福祉関連の施設については県内でも充実している。例えば、特別養護老人ホームは3箇所あり、それぞれが在宅介護支援センターを併設し、うち2施設がデイサービスセンターを併設している。
さらに、知的障害者更正施設が免田町と須恵村にあり、それぞれがショートステイなどの在宅サービスやボランティアの受け入れなど地域との交流も行っており、障害者施策のみならず、地域福祉の拠点としての活躍が期待できる。
また、各町村に保健センターが整備されており、この中でも平成10年度設置された免田町保健センターは、常駐の保健婦3名を有し、その施設機能と併せて中球磨地域の保健衛生の中心拠点として、活用が期待されるところである。