・ 白浜町での主たる観光活動としては、「温泉浴」(63.4%)と「自然風景を見る」(45.7%)が多く、「レジャー施設で遊ぶ」(27.2%)と「海水浴」(21.4%)がこれに続く。日帰り客より年齢層が幅広いことや子連れ家族の多さを受けて、全年代が参加しやすい「温泉浴」が台頭し、「レジャー施設で遊ぶ」が上位にランクされている。また、日帰り客に比べて「特産品を買う」(11.9%)と「名物料理を食べる」(11.5%)を挙げる人がやや多い。一方、「ハイキング」、「野外・自然学習」、「キャンプ」、「釣り」といった自然体験や「祭りや行事を見る」、「社寺詣」、「博物館等見学施設を見る」といった歴史・文化体験への参加は日帰り客同様に弱い。
・ 観光ポイントヘの立ち寄り状況(今回の来訪に限らず当地でいったことのある観光地)では、「三段壁」(78.4%)、「千畳敷」(74.8%)、「アドベンチャーワールド」(68.5%)の3ヶ所については日帰り客と同様に抜き出て高いが、「白良浜海水浴場」(42.3%)については、目帰り客より30ポイントほど減少している。これらに続くのは「白浜エネルギーランド」(33.8%)、「ハマブランカ」(25.2%)、「白浜海中展望塔」(22.5%)、「崎の湯露天風呂」(19.8%)であり、概ね日帰り客と同様である。一方、日帰り客と同様に、美術館、郷土資料館といった歴史・文化系学習施設と、地区別には椿温泉への立ち寄りは弱い。
・ 本町の宿泊客1人当たりの消費については、飲食費は「1,000〜3,000円未満」(22.7%)、「5,000〜10,000円未満」(20.2%)、「3,000〜5,000円未満」(16.3%)の順で多く、1人当たりの消費額推計は4,704円で日帰り客より200円ほど高い。土産代は「1,000〜3,000円未満」(27.0%)と「3,000〜5,000円未満」(22.5%)が多く、1人当たり消費額推計は3,552円で日帰り客より1,000円程度高い結果となっている。