2 白浜町における観光関連産業の特徴
(1) 観光関連産業の広がりと規模
本町の観光産業の広がりについては、昭和58年度に実施された「白浜町における観光経済構造実態調査(総合産業としての観光)」(白浜町、(財)和歌山社会経済研究所)では、以下の6つの産業に区分し、昭和57年度末時点で合計527の事業者がいるとみている。
1] 宿泊業(ホテル・旅館、民宿、寮、保養所、公営施設、個人マンション)
2] 飲食業
3] 土産品業
4] 運輸業(バス・タクシー、観光運輸)
5] スポーツ・娯楽・文化施設
6] その他の観光関連事業所(劇場、写真館、置屋、マッサージ業、ガソリンスタンド、有料道路)
本調査研究においては、本町の観光関連事業を、宿泊業、飲食業、土産品販売業、運輸業、観光関連施設業とする。平成11年現在の規模は、「タウンガイド 田辺市・上富田町・白浜町版」等をもとにみると図表2-2に示すように227事業所に及んでいる(昭和58年度調査と比べ、事業所が大幅に少ないのはデータベースが異なるためであり、事業所数の減少を意味するものではない)。