(7)白浜町の商業
商店数は、減少傾向が続いており、特に昭和63年から平成9年にかけては急激に減少した(図表1-9参照)。昭和54年に415であった商店数は、昭和63年には411でほとんど変化がなかったが、平成9年にかけて著しく減少し336になった。これは、小売業商店の20.3%という大幅な減少のためである。
他方、こうした商店数の減少とは対照的に、小売販売額は安定した上昇傾向のもと、昭和54年の121億円から徐々に増え、平成9年には194億円(対昭和54年比59.9%増)に達している。卸売業は、63年に一旦売り上げを急激に増やしたが、その後若干減少させた。
従業者についてみると、昭和63年に卸売・小売の両方とも増加し前回比11.3%増の1,507人となった。その後減少し平成9年は1,361人となり、昭和54年の従業者数にもどった形となった。このうち卸売業は、昭和63年から平成9年の間では人数を減少させたものの、それ以前の伸び率が減少率を上回り、平成9年の従業者は54年よりも2割以上多い185人であった。