2. 当社は、インターシップ制度として、学生を3か月受け入れている。しかし、企業としてのメリットはまだわからない。
3. 沖縄では、大学は金がないが時間とアイディアがあり、企業は金があるが時間とアイディアはない。大学は理論を研究するところと大学側が考えていて、企業との乖離が大きい。このため、県内の企業の実践に役立つ知識や技術の提供をほとんど期待できない。また、各業界のトップクラスの企業は、沖縄の大学よりも、本土や海外の大学や研究機関に期待するところが大きい。
〔地域特性と高等教育機関〕
1. 沖縄市の工業は、中城の臨港地区に少しあるくらいで伸びていない。中城港の整備は遅れている。補助金目的の整備。米軍基地の中に納めている食品工業が主である。北部の柑橘類や中国、南米から原料を入れている。地元で消費され、外には出ていない。那覇港はスペースがない。中城港なら北へも南へも行ける。
2. 中部圏の人口は、那覇の人口とほぼ等しい。情報関係のビジネス学校も那覇に引けを取らない。
3. 基地の中にアメリカ人の技術者が何千人かいる。シビリアン(軍人に対して一般市民、民間人)の技術者を育成して採用する。300人ほど必要だけど、沖縄市で調達できるかな?軍民飛行場を利用することも考得られるが、沖縄に使えるものがあるか?閉鎖するか、自衛隊が使うか、貨物輸送にするか。陸上の旅客輸送が沖縄は立ち後れている。20km行くのに1時間以上かかる。
4. インド、中国系の人はほとんどが商業に携わっており、技術系は日本人が行っている。宜野湾のイミコムなど。沖縄市はほとんどが商業者貿易。1/3がインド人。嘉手納には28,000人の米人。一時45,000人いた。これらの人々のほとんどが今、基地の中の施設で消費を済ましている。円高ドル安のせい。