10年たてば現場監督ができる人材は育つ。本人のやる気が問題で、高校卒でも大学卒でも人材としては余り関係がない。社会人再教育など、社会へ出て、必要を感じて学ぶ、リカレント教育に必要な学部が欲しい。一般社会に門戸を開く大学のニーズはある。完全週休2日制の今、週に1日くらいは勉強するというのもいい。通信教育についても考えて欲しい。総合大学よりは単科大学。この分野ではこの大学、というものが欲しい。
13. 一芸にすぐれた者を育てることが大事―芸能・文化、チャンプル文化―
14. コンピュータ教育に特化した大学もよいが、コンピュータは部分であるべき。理工系大学をつくっても、既に、琉大に理工系学部がある。
15. 専門学校はたくさんあるが、卒業生を社会ですぐに使える大学は少ない。「卒業して社会で使える・必要な人材、卒業後自立して生きることができるか」、このことが大事である。したがって、例えば、卒業後劇団を結成して自分たちで食っていく若者を育成する。
16. 基地内大学一本国への留学のチャンスにもなっている。
17. ユニークな発想が必要。普通の大学なら必要ない、規模も大きくする必要なし。
18. 新たな大学づくりを目指すなら、県外から入学志願者が多い大学、沖縄に来なければ学べない内容を持っている大学、すなわち、特化した大学を狙うべき。こうすれば、学生の過半数以上を県外から集めることができる。
19. 東南アジアでは、沖縄の人は本土の人より受け入れられやすい。その特性を考えると、語学のできるエンジニアの必要性を感じる。しかし、服は関係は、工業系よりもメリットがあるかもしれない。工業系は設備投資がとても大変で、資本がかかる。県の工業技術センターとの連携も考えてみては。
20. 中部は民俗芸能で他地域にリードしている感があるので、芸能大学のようなものも有望だが、芸能は卒業後の進路に問題があり、出口の面で厳しいのではないかと思う。むしろ民俗学のような学科のほうが良いかもしれない。しかし、当初は金食い虫とか言われていた沖縄県立芸術大学は、立派なものになり、地域の質を高めたと思う。