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なお、昭和37年当時、短期大学を同町とした選定理由は、1]地方基幹都市建設やニュータウン造成などの各種計画を考慮すること、2]県内各地からの交通事情ができるだけ均等であること、3]健康、閑静な環境を有し、2万坪以上の敷地の確保が可能であること、4]港湾、周辺工業地域に関連して技術的交流が可能であり、第一次産業従事者の転職訓練センターの役割を果たすのに都合が良いこと、5]敷地の入手が容易かつ早急に行われ、地元の協力が十分に得られること、が場所の選定基準として定められている。

(イ) 学部・学科

学部・学科については、先端技術産業に関する人材の養成、研究者の頭脳集積による地域振興の原動力、新しい時代に即応した工学教育の充実など、県の方針に沿う形で、現在の、機械システム、電子情報、生物工学の3分野に関する学部・学科を編成するに至っており、小杉町からの要望はとくにない。

(ウ) 大学設置に伴う基盤整備などへの要望

設置主体が県ということもあり、特段、大学設置に伴う基盤整備などについての要望は大学として行っていない。

 

イ 大学間等の連携・協力

 

(ア) 各種試験研究機関

県内の試験研究機関とは、研究開発に関する連携や技術協力などが行われている。とくに県の工業技術研究所と自主研究を行っており、同研究所研究員と同大学の教授などが各種研究開発に取り組んでいる。

また、富山県産官学協同研究開発推進プロジェクト事業の一環として、同大学の助教授と学生が、身障者や高齢者の屋内での移動を支援しようと、国内で初めて横移動が可能となる電動イスを開発しており、介護作業の軽減を目指して日々、研究・開発に取り組んでいる。

 

 

 

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