ア 大学設置への取組の経緯
当初は、国立医科大設置の誘致を予定していたが、旭川に設置が決まった経緯がある。本学開学前は、市内にある大学は、北海道教育大学の釧路分校のみであった。
昭和57年、市長が、進学率の向上、地域活性化を図る人材の養成の必要性から、市政方針において4年制大学設置の意思表示をし、市高等教育懇話会(市長の私的諮問機関であり、以下略して「懇話会」という。)に大学設置について諮問した。
懇話会から、市立大学設置の答申が出され、市の大学設置方針の構想となる。また、大学設置に当たり、市民意識アンケート調査を実施した。さらに、商工会議所などの民間団体で構成される大学設置を実現させる会が発足し、陳情、署名活動などが積極的に展開された。
イ 学部・学科編成
懇話会の答申で、2学部4学科が妥当であるなど、構想が示され、市の大学設置方針となった。開学時は、1学部1学科(経済学科)が開設され、その後、2学科となった。以下は、学部設置にいたる背景である。