2 まちの目標像
本市総合計画では、当地域を「交流にぎわいゾーン(駅前の商業地域など)」、「居住やすらぎゾーン(住居地域)」、「自然ふれあいゾーン(五月山南山ろく)」と位置づけ、自然と歴史・文化施設を結ぶ緑と歴史の回廊整備、文化財の保全、伝統行事の保全、商業施設と街路空間が一体となった都市計画道路中央線の整備、新しい文化的空間の創造などに取組むものとしている。
また、まちの将来像としては、地域住民などの意向を踏まえると、身近な住環境に対する関心が高いため、「住」を中心としつつ、若者の居住や地域住民・来街者の交流による活力向上が求められている。
このことから、本章では、歴史・文化資源を活用したありきたりの商業振興や観光振興を行うのではなく、「居住地」をベースに地域レベルの歴史景観・伝統文化・イベントや逸翁美術館などの全国レベルの歴史・文化資源を大切にし、「地味ではあるが底力と誇りあるまち」、「人々の心意気を感じるまち」の実現を最終目標とする。その上で、本市のまちづくりの目標像を次のように設定した。
1]目標像