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このため、市内の野毛平工業団地脇に日本通運が1万坪の規模で進出し、貨物の仕訳業務を行っている。このほか、市外芝山町や多古町には、阪急カーゴや近鉄エキスプレスが進出している等、民間企業の動きが先行している。また、中心市街地の活性化に係る事業としては、以下のようなものがある。

 

1] 土屋地区土地区画整理事業(37ha)

商業・業務系開発。平成12年春の開店予定で、現在ジャスコ系大型ショッピングセンターの建設着工中(店舗面積70,000m2)である。このSCは、船橋ららぽーとに次ぐ県内第2の規模であり、商圏人口80万人以上を想定している。このほかに1.25万m2のアミューズメント施設(シネマコンプレックスを核とした複合娯楽施設)が進出を予定している。

こうした開発事業の競合環境をみると、商業施設ではジャスコやダイエーの既存店があるほか、ダイエー系ボンベルタ百貨店が1.4万m2から大増床して3.37万m2になり、京成公津の杜駅前にはイトーヨーカ堂(店舗面積約3万m2)が進出した。また、シネマコンプレックスについては、佐倉市にワーナーマイカルが8スクリーンで展開している。

このような計画が実現すれば、成田市は商業の中心に変貌することが見込まれる。本市において、こうした機能立地が活発な背景としては、成田空港のポテンシャルと地価の安さがある。

 

2] その他の事業

その他の土地区画整理事業・再開発事業としては、市の第3次総合計画(基本構想は2010年まで。基本計画は2005年まで)のなかに、図表2-5に示す事業が位置づけられている。

 

図表2-5 その他の土地区画整理事業・再開発事業

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