イ 各近隣IC周辺地区の状況
(ア) 成田インターチェンジ(成田市)
成田市では、IC周辺整備よりも、市中心部市街地の活性化と都市域の北東部4分の1を占める騒音対策地域の整備がより重要な課題となっており、次いで、現在は未着工となっている西部地区の開発が課題と考えられている。
成田ICの機能を活用した事業としては(国際空港の機能を活用したものでもある)、市内には県事業である「国際複合物流基地整備計画」がある(図表2-4)。この事業は、増加傾向にあり処理能力の限界にある成田の航空貨物(平成9年度166万トン、平成10年度159万トン)処理のために開発規模78haのロジスティックスセンターづくりを行うものである。平成12年までを予定した事業であるが、地権者の協力に制約が大きく、現在の用地買収率は40%弱(大口地権者で開発に合意している分を含めると70%弱の進捗状況)に留まっている。