今後の利用意向についてみると、法定(介護保険適用)サービスでは、現状でもよく利用されている上記4サービスに加えて、「居宅療養管理指導」、「訪問看護」が40%以上の利用意向を示し、「訪問入浴」、「訪問リハビリ」、「巡回型訪問介護(昼)」も30%以上となっている。
注目されるのは、法定外(介護保険適用外)サビースについても、法定サービスに劣らず利用意向がかなり高く、緊急通報、寝具消毒乾燥、おむつの給付、移送サービスは40%を超えていることである。法定外サービスに対するこうした根強い住民ニーズに自治体としてどう応えていくべきかが問われているといえよう。
なお、在宅要援護者調査では、主な法定サービス項目について、利用回数や頻度、利用したい品目などが把握されているほか、法定外の宅配食事サービスについても、利用頻度(週何回)と朝・昼・夕食の希望について設問があるが、集計結果は公表されていない。