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(カ) 福祉用具給付・貸与

民間企業への事業委託であり、契約業者の契約商品を利用する仕組である(図表2-26、27)。

日常生活用具給付等事業の対象種目に対する当市の対応及び利用状況は図表2-28のとおりである。

 

図表2-26 福祉用具の給付・貸与システム

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図表2-27 福祉用具の給付・貸与システムの概要

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16種目のうち、11種目を給付あるいは貸与の対象としている。

貸与対象となっている「車いす」と「特殊寝台」、「緊急通報装置」の利用が多い。他の種目の給付・貸与は二桁どまりで、「痴呆症老人徘徊感知機器」の利用はない。

対象種目のほか、シルバーカーと紙おむつを独自に給付対象としている。特に、後者に関しては、フラットタイプあるいははくパンツタイプ、パンツタイプ、尿取りパットの4種類のいずれかが選択できるようになっている。

 

(5) 在宅福祉サービスに対する住民ニーズ

在宅福祉サービスに対する大宮市の住民ニーズを概観するために、「大宮市介護保険事業計画策定のための基礎調査報告書」(平成11年3月)のレビューを行った。本調査は、介護保険施行を1年余り後に控えて、高齢者の実態と介護保険適用サービスに対する利用意向を把握するとともに、「高齢者保健福祉計画」の見直しにも資するために実施されたものである。内容は、「高齢者一般調査」、「在宅要援護者調査」、「若年一般調査」(40-64歳の介護保険第2号被保険者層を対象)など、6つの調査から構成されているが、ここでは、在宅福祉サービスに対するニーズを検討する目的から、上にあげた3調査について検討した。

 

ア 在宅要援護者調査

現在のサービス利用状況及び今後の利用意向についての回答結果は、図表2-29に示すとおりである。現状で利用率が高いのは、介護保険制度上の法定サービスでは「日常生活用具の給付等」36.5%、「日帰り介護」33.1%、「訪問介護」29.6%、「短期入所」24.0%などであり、その他の福祉サービスでは、「市役所の高齢者相談窓ロ」が31.1%と高い。

 

 

 

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