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3-3. 改善試作品での流動試験

 

第2期試験として、改善試作品3仕様にて流動試験を実施した。計測項目と計測箇所は第1期試験と同じである。

図7に冷却水流量200L/min時の流速に対する抵抗値、図8に同条件時の圧力値を示す。

 

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図7. 冷却水取り入れ口の抵抗(流量200L/min時)

 

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図8. 冷却水取り入れ口での圧力(流量200L/min時)

 

短フェアリング型は長フェアリング型に比べ、圧力はほぼ同じだが抵抗が大きい。回流水槽にてフェアリング後部の泡発生の多さが目視されたことからも、このことが検証出来た。

新形状品は抵抗が最も大きいが、フェアリングの効果も有り第1期試験の動圧型よりは小さくなっている。加えて、内部通路の円滑さが効いて圧力の増加が著しい。これは、流量の大幅増加を期待させる。

 

 

 

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