3-4. 改善試作品での実航走試験
回流水槽による流動試験では、流速5m/sec(約10ノット)までの計測が限界である。
この結果を基に改善試作品を製作したが、実施で使用する30〜40ノットの速度域で流動試験と同様の性能が発揮できるかどうかの確認が必要である。このために、実艇を使用した航走試験を実施した。試験供試品は、既存品2仕様を含む以下の4仕様である。
(1) 低抵抗型
(2) 動圧型
(3) 長フェアリング型
(4) 新形状品
図9に吸い込み部品と艇体への取り付け状態の写真、図10に試験に使用した艇体、図11に使用エンジンの外観、表1と図12に実航走試験の結果を示す。