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7.2.5 溶接長の計算

 

068-1.gif

 

(備考)1)船側、甲板部の隅肉溶接は断続溶接として長さに0.6を乗じた。突合せ部は2パスとし、板厚4mmを1.0とし9mmを1.25として長さに乗じて溶接長を修正した。隅肉も之に準じた。

    2)桁部材の面材の隅肉溶接を含む。

    3)

    4)小物部材は除外。

 

7.2.6 座屈強度

 

前述した様に、特に上甲板の座屈強度を確保しなければならない。別資料(旅客船関係)で述べた様に座屈応力はパネルのアスペクト比、板厚により変化するので、通常使用される板厚に就いて計算すると座屈応力σcr(kgf/mm2)は下表のようになる。但しa=500mm。

 

068-2.gif

 

即ち上甲板の厚さが7mmの場合でもb≦500mm以下とするようパネルブリーカー(カーリング)を設けなければならないことが判る。

設けるパネルブリーカーは、両端をスニップすることなく、肋板に溶接固着すること。スニップすると波浪衝撃荷重によりクラックを生じ易い。

 

 

 

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