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11.5 プロペラ翼数とサーフェースフォース

 

奇数翼、偶数翼によるサーフェースフォース発生メカニズムの違いを下図に示す。

奇数翼では偶数翼に較ベスラスト変動及びトルク変動は小さく、逆に横(水平)起振力が大きく、偶数翼はその反対の傾向にある。

 

プロペラ翼数とサーフェースフォース

019-1.gif

 

11.6 サーフェースフォース減少対策

 

1)プロペラティップクリアランスを大きくする

(右図参照)。

2)不均一流を小さくする。

3)キャビテーション発生を防ぐ。

 

(註) 1)外板等のパネルはプロペラ起振力と共振しないこと。

2)プロペラ直上の外板板厚は増厚すること。

3)キャビテーション防止策

●船尾形状をフェアにして不均一流を小さくする

●スキュウドペラ採用

●空気吸込み防止

●適正ペラ設計

 

翼先端と船体との間隙とサーフェースフォースの関係

019-2.gif

 

 

 

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