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Fig.7.102 変則ガーダーのひずみ取り

 

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Fig.7.103 デッキガーダーのひずみ取り

 

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Fig.7.104 補機台等のひずみ取り

 

3) FBの通りを見て、曲がっている箇所を探す。

上記2)及び3)のひずみ取りは、(1)のガーダーの場合と同じである。

(3)変則ガーダーのひずみ取り

Fig.7.102に示す例のような場合、

1) 曲がりがひどい場合には、FB1]の曲がりをおおまかに直す。

2) ウェブ2]のストレートラインを直にする。その順序は、FB1]の曲がり部aを焼いて(偶数回)水冷する。これで直らなければ、ウェブ2]のbを焼く(a、bを繰り返し焼く。最初にbを焼かないこと)。

3) FB3]の曲がりを直にする。

4) FB1]の曲がりを最後に矯正する。

(4) デッキガーダーのひずみ取り

Fig.7.103に示す例のような場合、

1) 形材のストレートラインを直にする。この場合の方法は変則ガーダーのときと同じである。

2) FBを直にする。

(5) 補機台などのひずみ取り

形状が一定化していないので、Fig.7.104に示すように縁に骨がない場合と、ある場合について述べる。前者は、ひねりを生じるのでジャッキで水平に押さえ、縁を約30mmほど三角焼きし、水を掛けてしぼる。後者も三角焼きで最初に骨の曲がりを直し、次にひねりを直す。

 

7.9.3 溶接ひずみの許容限界

 

やせ馬その他の溶接ひずみの許容限界としては、7.5で述べた部材の取付け精度の場合と同様にTable 7.47に示した33)ので、参考にされたい。

 

参考文献

 

1) Aluminum Assoc.:Welding Aluminum, Theory and Practice、(1989)。

2) 三菱造船(株)下関造船所:船舶用軽金属委員会第5回報告書、(1954-3)、121。

3) 笈川研一:アルトピア、(1990-7)、51。

4) C.E.Ransley and H.Neufeld:J.Inst.of Metals、74(1948)、559。

5) 軽金属溶接構造協会:アルミニウムとその合金のイナートガスアーク溶接、(1971)。

6) 軽金属溶接構造協会:アルミニウム構造物の溶接施工管理、(1981)。

7) 軽金属溶接構造協会編:アルミニウム〔合金〕のイナートガスアーク溶接入門講座、(1991)、アマチ社。

8) 軽金属溶接構造協会:ティグ溶接用電極使用マニアル。(安田克彦:軽金属溶接、8(1990)、211)。

9) 日本小型船舶工業会:アルミニウム合金船建造技術指導書、(1984)、202。

10) ALCAN:Al.Welding and Allid Process、Sec.2、2-1-12、(1960s)。

11) 漁船協会:鋼製漁船構造基準(昭和61年版)、(1982)。

12) 蓑田和之:船舶・海洋とアルミニウム、(1990)、69。

13) 軽金属車両委員会:大型薄肉形材用アルミニウム合金6N01-T5の疲れ強さ、(1989)、9、日本鉄道車両工業会、軽金属協会。

14) 軽金属溶接構造協会:アルミニウム溶接用語、(1992)。

15) N.L.Parson:Weld.J.、50(1971)、77-s。

16) 難波圭三、佐野啓路:未公表。

17) 杉山禎彦:住友軽金属技報、6(1965)、53。

18) 筒井年男:アルミニウム合金薄板交流ティグ溶接及び中板ミグ溶接の基礎的技法、(1980、軽金属溶接構造協会。

19) 竹内勝治:船舶・海洋とアルミニウム、(1990)、114、軽金属溶接構造協会。

20) AWS:Welding Aluminum、(1966)、39。

21) 竹内勝治:軽金属溶接、4(1966)、240。

22) 例えば、R.Nagamoto et al.:Aluminium Weld.、IV,、(1988)、4-1、JLMWCA、Tokyo。

23) 軽金属車両委員会:鉄道車両用アルミニウム合金5086-H112の疲れ強さ、(1990)、日本鉄道車両工業会、軽金属協会。

24) W.O.Dinsdale and J.G.Young:Brit.Weld.J.、9(1962)、482。

 

 

 

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