7.9.2 ひずみ取り作業例
(1) ガーダーなどのひずみ取り
Fig.7.100に示す例のような場合には、
1) A]B]間に糸を張り、ストレートラインが外側にくれば板材を焼き、内側にくれば下部(FB、フラットバー)を焼く。焼く箇所は、Fig.7.91に示した糸の張り方を参照にして探し、曲がっている箇所をFig.7.100(b)の要領で焼けばよい。
2) 次にFBの通りを見る。凸部があるときはFig.7.100(c)のように三角焼きをする。ただし、FBの幅が狭いものは、(ii)に示すように幅の2/3程度を焼いてもひずみが取れないことがあり、そのときは槌打ちで矯正する。
(2) 船底フロアのひずみ取り
Fig.7.101 に示す例のような場合、
1) 板材の頂部が直になっているか(スロット部が揃っているか)を見る。直でなければ、フロアを横に寝かせ、ブラケット側を下にして両端に水枕をかませ、凸部をハンマで叩いて矯正する。
2) A]B]間に糸を張り、ストレートラインが内側か外側かを確認する。