したがって、工場内のNC機を同一のNCデータで動かすように、意識的に統一しない限り、それぞれのNC機毎にNCデータ作成プログラム:ポストプロッセサーが存在すると考える方が無難である。
ましてや、同じメーカのNC機だから、他社のNCデータをそのまま流用して、自社のNC機で切断出来ると考えない方がよい。
それぞれの切断機の原点位置、切断方向(時計回り/反時計回り)、電流、切断速度、指令コードなど種々の装置/運用条件の比較検討した結果で、初めてNCデータ変換プログラムの仕様が明確になり、1対1専用の変換プログラムの製作が可能になる。
そして1対1変換個別プログラムの製作も、つどの場当り/出たとこ勝負…でゆくのではなく、標準化された切断機/運用特性カルテによる変換プログラム生成システムの整備を志向したいものである。