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(5) BKT:ブラケット形状

(6) スティフナー端部形状

(7) Fc.PL:フェイスプレート端部形状

これらの標準形状を施工基準として、数値現図で使用する図面から記号化しておくのである。こうすれば図面記載の表現も簡単かつ明確になる。

 

マクロの登録は、同じ標準パターンや形状でも、I/LデータとC/Lデータでは内容が異なる。一品寸法図を打出すのなら、図形は概略の判別ができればよく、詳細はマクロ記号と寸法値で規定される。一方、NC作画/切断では、一様に実形状をパラメータ:実数値の入力で規定しなければならない。

標準マクロにてC/Lデータを作り出す事例を[図5.1.1 パラメータ図形登録例]で示す。ブラケット記号[BKT01]という簡単な図形であるが、実数値を代入できるよう図形定義が専用の言語で記述されている。

このように形状を図形処理言語でプログラムすることを、コーディングと言っている。かなり繁雑であるが、コンピュータに憶え込ませるにはいたしかたない。各標準形状に1度のコーディングで済むことであり、類型パターンではワープロのように共通記述部を流用すればよい。

図形例の諸寸法:DP××がパラメータである。このようにパラメータを含む図形を、一般にはパラメトリックと形容している。当然のことであるが、パラメトリック図形は、すべてのパラメータが決まらないと、実形が決まってこない。

 

 

 

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