これらについては別冊『原寸型・定規』「曲りブロック組立治具」の項に詳しい説明がある。もっともブロック内に板厚差がなく、あっても僅かで、傾斜も甚だしくなければ、これらの補正は無視できよう。
また、組立治具の縦格子と横格子のピッチ寸法は、組立ブロックの大きさ/重量、ピン治具の強度、単板寸法、片面自動溶接フラックス・バッキングの取付…などを勘案して選ばれる。
そういっても妥当値が出しにくい時は、通常は分かりやすく単位:1Mを採用することが多い。
だが1Mだと、外板の板幅によっては、1列の定点治具で外板を支持せざるを得ないこともある。そこで実際のピッチ半分の500mmでの治具高さも計算しておいて、治具1列での支持が回避できるように、治具高さ寸法表で縦横格子列を選択できることも有用であろう。[表3.4.1 FB治具寸法表]は、その一例。