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*HP-GL:レーザープリンター類で主流となっている入力様式。

*DXF:普及しているパソコン汎用CADの出力様式。

これら市場で実勢を占める疑似標準をデファクトスタンダードと呼び慣わしている。

 

3.3.1 切直しフレームラインでの展開法

この展開法は、先述したように正規のフレームラインの代わりに、正規フレーム面と異なる平面で船体曲面を切直したフレームラインを用いるもので、出力例は別冊『原寸型・定規』に詳しい。

 

切直しフレームラインには、次の3種がある。

(1) 単板切直しフレームライン:撓鉄定盤基準

すでに概要は述べてきたが、[図3.3.1 撓鉄定盤と単板切直し]で、更に詳しく見てみよう。

展開しようとする外板1枚:単板の線図から座りのいい撓鉄定盤面を決め、その定盤面に垂直で、板長さ両端部のほぼ中央を走るような基準平面: 見透面を立てて、それに直交する面:切直し面での外板面との交線を求め、切直しフレームラインとする。この切直しフレームラインにて測地線展開を行い、曲げ型もこの切直しフレームラインで作成するのである。図の曲げ型は垂直見透しのトンボ型の線で示すが、外板への当度はほぼ直角、横曲げ形状そのものを表し、見透線は定盤面に平行に走る。

 

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図3.3.1 撓鉄定盤と単板切直し

 

 

 

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