その数値計算は、その作画方法を全て空間に当てはめて3次元座標系(x,y,z)で行う。左<パース図>が、その対応を示したものである。ただしイメージ表現なので、形状を誇張して描いた正面図とはプロポーショナルにはなっていない。
正面図で作画に用いた線は、実は正面で1線に見える1平面で、例えば中央フレーム: Kに立てた見透線: πは、見透面そのものと理解される。
また作画現図で、フレームの弦に垂線を立てたのは、ほんとは弦でなく弧=フレーム曲線そのものに立てるべきなのを、作画誤差の累積の問題から、やむなく弦を弧に代用したのであった。数値計算では、この代用近似度を高めるために、上シームをば、πに対して小さい間隔: dでπに平行なπpに、同様に下シームをπq 置換えている。『現図展開』での原理を再確認し、ここでのパース図と正面図を見比べて、吟味してほしい。