このようにして作られたランディング・ファイル及びロンジ情報ファイルは、後で処理する外板展開、外板組立治具、ロンジ展開や内構部材の展開などの数値現図処理のために重要な基本データである。
そこで、これらの基になったフレームオフセット・ファイルに、ランディング・ファイル、ロンジ情報ファイルを加え、総称して「基本データファイル」と呼び、これら一連のフェアリングからランディング作業までの処理を一括して「基本データ作成作業」ともいっている。
ここまでの数値システム処理が、手作業で現尺現図床に構造線図を描くのに相当するところの、数値現図における準備作業なのである。
2.4.4 ランディング処理の流れ
以上に説明してきた基本データファイルの構成と作成手順を、[図2.4.8 ランディング・システム・フロー]に示す。