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図4-3-1 新規需要の開拓に資する方策

 

4-3-3 新規需要開拓のための課題の選定

 

前項であげられた方策について、関東地区が首都圏として広大な人口と情報の集積地であり、他の地区では得がたい需要や潜在的ニーズがあることを考慮するとともに、造船・舶用工業界を幅広くカバーし、時代の要請が強くかつ早期に実現可能なものを選定するために、作業部会及び分科会委員にアンケートを行って、関東地区のニーズに深く関わりを持つ課題として、以下の6項目を抽出した。

 

(1) 公募プロジェクト課題の検討

 

平成10年度に関東運輸局船舶部が実施した「都市型中小造船・舶用工業活性化事業公募プロジェクト」(以下、「公募プロジェクト」という)において優秀賞を受賞した作品については、本調査において改めてその事業可能性について検討を行った。また、入賞作品を中心としたその他の提案についても改めて見直し、新たな需要の可能性を探る。

 

(2) 首都圏プロジェクトの調査

 

国・地方公共団体・公団などの首都圏プロジェクト、調査研究などの中から、都市型造船・舶用工業の新たな需要を喚起する可能性のあるものについて検討を行う。

 

(3) 港湾荷役機器の開発

 

東京・横浜・千葉の大規模港湾に必要とされる、荷役機器や造船技術の応用から開発できる荷役機器について検討を行う。

 

 

 

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