また、環境問題や業界共通の問題解決のためにスペシャリストを対象にアンケートを実施することや、広く業界外の一般ユーザーにも意見を求めてそれを纏めることで、中小事業者を発展の方向に導く努力を払う。
2]会員外のアクセスユーザーへの対応
会員は固定的に捉えるものではなく、広く一般に公開されたものとして存在しなければならない。スペシャリストは常時公募しているために、多数の人材の参加を促すためには、会員外のアクセスも非常に重要である。
したがって、ホームページ上に会員外の意見や感想を収集するコーナーを設ける必要があるとともに、センターの広報ページや事業実績の公開を行うページを設けて、センターの意義について広く理解を深める努力を払う必要がある。
3]会員サービスの充実
会員事業者の業務を支援する目的で、会員事業者がホームページを持つ場合にはリンクを設定することはもちろんのこと、ホームページを持たない会員事業者のために、センターが企業・業務紹介のページを作成することも考えられる。また、会員事業者の新製品や新技術の広報のコーナーを設け、これを積極的に公開して支援する。
この他、登録スペシャリスト・登録中小事業者会員及び評議委員との協議により、センターの趣旨に沿った新しい企画を随時打ち出して行くことが望まれる。
(2) 管理運営
センター事務局の本来の役割は、ホームページの維持管理をはじめとするコーディネート的な業務であり、かなりデリケートな判断や即時的確な対応が求められる。
1)センターの運営
センターの運営は、事務局員(代表及びセンター員:常勤)と評議員(議長:常勤、その他評議員:非常勤/ネット上参加)により協議することで運営し、最高決議機関は評議委員会とする。
事務局は、あらかじめ決められた規程類によってホームページを運営するが、規程外の事項については評議員会の決議によって運営する。
2)全ホームページの更新とデータベース
ホームページは、常にユーザーの意見を取り入れて改善を図り、使い易く見やすいものとすることはもちろんのこと、アクセスユーザーの傾向を統計化して、ホームページの整備に役立たせる。
データベースの更新は、登録スペシャリストや会員事業者が変更された都度行う。また、登録スペシャリストから提出される文献や事故・故障事例のデータベース化、系統的整理などを行うと共に、ホームページにそれらの紹介記事を掲載する。
(3) 登録スペシャリスト
本センターの成否は、いかにして質の高いスペシャリストを確保するかにかかっているといっても過言ではない。
登録するスペシャリストは基本的に中小企業のOBを対象とするが、必要に応じて現役の技術者や研究者、ボランティア(コンピュータ技術者)などにも協力を要請して、センターの発展を期していく。