(関東運輸局資料より作成)
(2) 設備能力
中小造船事業所の設備(船台またはドック(以下「船台等」という。))は、許可船台等(建造)が5基、9,099総トン、許可船台等(修繕)が16基、15,764総トン、登録船台等(鋼船)は造船台等16基、造修船台等86基、修繕船台等が48基となっている。
また、造船能力を規模別に見た場合、小規模事業所が非常に多く1,000〜10,000総トンを造修出来るいわゆる中堅事業所が少なく、大手と小手に2極化している。
注)造船法に基づく許可台船で、建造・修繕の許可を併せ持つ設備はそれぞれカウントした
(関東運輸局資料より作成)
(3) 従業員
1) 従業員数
中小造船事業所の平成9年末における従業員数は約2,300人で、全国の従業員数約28,000人の8%を占めているが、平成3年末と比較すると約14%減少している。
従業員に対する社外工の占める割合は、37%(全国平均約50%)と社外工の比率が低く、全国と比較すると社内工の割合が高くなっている。
また、従業員数による規模で見ると、10人未満の事業所が39%、30人未満では全体の65%と非常に零細な事業所が多い。