なお、di:腫瘍重心点から表面までの距離、dmean:腫瘍重心点から表面までの距離の平均値とする。
C. 判定式(悪性である確率)の作成
悪性である確率を表す回帰関数をもとめるため、従属変数として悪性を1、良性を0、独立変数としてSz/Sxy、M-D、Vei/V、In(S/?Xindex)、3D-D/Wの5つを組み合わせてロジスティック回帰分析を行なった。そして悪性である確率を示すロジスティックモデル(判定式P)を作成した。
なお、データの解析にはパソコン・ソフトのStat ViewTM(Abacus Concepts社)およびSTATATM(Stata社)を用いた。
D. 判定式の検証
この判定式Pにおいて、新たな31症例(良性18例、悪性13例)を用いて悪性である確率p(%)を計算し、その結果をもとにA[良性と思われる。p≦25(%)]とB[悪性と思われる。p>25(%)]の2つに判定分類した。