5. 服薬指導
「している」のは459箇所(91.1%)、「していない」のは45箇所(8.9%)であった。服薬指導していない45箇所のうち、しない理由として26箇所(57.8%)が忙しくてそこまで手がまわらないと回答した。
6. 主な服薬指導者
医師が212箇所(48.7%)、看護婦が155箇所(35.6%)、薬剤師が31箇所(7.1%)、受付事務員が30箇所(6.9%)であった。薬剤師がいない診療所ではほぼ半数の診療所で医師自らが服薬指導を行っており、受付事務員が行っているところも30箇所認められた。
7. 服薬指導方法
「薬のしおりを手渡す」が15箇所(3.3%)、「薬のしおりを使いながら口頭で説明する」が64箇所(14.3%)、「薬の実物を示しながら口頭でどれが何の薬か説明する」が338箇所(74.2%)、「その他」が37箇所(8.2%)であった。
8. 指導時期
複数回答で、「初めてその薬を処方する時」が320箇所(70.0%)、「処方する毎」が92箇所(20.1%)もあった。「患者さんがきちんと服薬していないことがわかった時」が258箇所(56.5%)であった。
9. 残薬チェック
患者から申し出があれば410箇所(90.1%)がしており、チェック方法としては「どのくらい余っているのか口答で確認する」が142箇所(36.8%)、「余っている薬を持参してもらい確認する」が228箇所(59.1%)であった。薬が余っている場合、「減量する」が377箇所(93.8%)、「減量しない」が25箇所(6.2%)であった。
10. 理解が乏しい患者さんに対する服薬指導
「薬の実物を示しながら口頭でどれが何の薬か説明する」が191箇所(54.6%)、「薬のしおりのみを手渡す」が2箇所(0.6%)、「薬の実物と薬のしおりを使いながら口頭で説明する」が46箇所(13.1%)、「本人の理解が得られないので家族に説明する」が86箇所(24.6%)であった。服薬指導の頻度は「受診毎」が148箇所(36.7%)、「2、3回受診に1回」は188箇所(46.7%)、「半年に1回くらい」は51箇所(12.7%)であった。