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2]第二フェーズ ダイレクトPコード受信機開発

C/Aコードを使用せずに直接Pコードにフェーズロックする方式。地上疑似衛星は、固定した位置に設置されているため、APLコードと受信機側PコードがX[1]μs以内であれば、Pコードのみでフェーズロックすることが可能である。

そこで、ダイレクトPコードにAPL送信アンテナ位置及びAPLクロックの遅れをインプットすることにより、Pコードの差をXμs以内に抑え、直接Pコードにロックすることができるようにする受信機の開発である。この場合、ユーザ受信機側のクロックも当然のことながら、GPS時刻とXμs以下の精度で同期が取れていることが必要である。

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(3)式を満足させるためには、APLの位置を受信機に入力し、GPS衛星を使って測位を行い、距離を計算することにより伝搬遅延を求め、測位時にユーザのクロックバイアスを計算し、APLのクロックバイアスを入力することにより、直接Pコードヘのフェーズロックが可能となる。

 

[1] どの程度までPコードのずれまで許容されるか、今後検討していく。

 

 

 

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