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(c)レベルC: 上記にターミナルを含む

・飛行可能な全エリアが通信カバレージとなる

・リアルタイム性の要求が高いサービスの提供が可能

 

(3)オペレーション負荷

オペレーション負荷については、4つのレベルにカテゴライズする。

 

(a)レベルA: 全て地上・機上オペレータによる操作を要する

システムのオペレーションは全て地上・機上のオペレータにより行われるシステム

 

(b)レベルB: 周期的な自動オペレーション

周期的送受信操作については自動化が実現されるとともに、データの自動管理が可能なシステム。これにより、地上・機上オペレータは周期的な情報授受に関わる低レベルな操作を行うための負荷から開放される。

 

(c)レベルC: 周期的・イベント駆動の自動オペレーション

上記に加えイベント駆動的なオペレーションも実現されたシステム。これにより、地上・機上オペレータは多くの場合において情報授受に関わる低レベルな操作を行うための負荷から開放される。

 

(d)レベルD: システムによる状況判断に基づく自動オペレーション

システムにより的確な状況判断がなされ、自動的にオペレーションが行われる。本システムの支援により、地上側では基本的に運用者の介在が不要となるとともに、運用者は機体の操縦に専念することが可能となる。

 

(4)提供コンテンツ

提供コンテンツについては、4つのレベルにカテゴライズする。

 

(a)レベルA: リアルタイム性の低い限られたコンテンツ

更新間隔が数分以上のリアルタイム性の低いコンテンツ(気象情報や参考情報としてのトラフィック情報等)の提供が可能であるシステム。

 

(b)レベルB: 必要に応じてリアルタイム性の確保された限定コンテンツ

緊急的に必要となる情報については、リアルタイム性のある情報授受が可能であるシステム。コンテンツの種類については限定されている。

 

(c)レベルC: 小型機運航に必要となるあらゆるコンテンツ

小型機運航に対して必要となる全てのコンテンツを有し、その中からオペレータの要求により情報を入手することが可能であるシステム。リアルタイム性についてはBと同等。

 

 

 

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