(b)伝送成功率の定義
地上評価装置でアップリンクメッセージ送信処理を実施した後の応答は表3-14のように分類される。この中でアップリンクメッセージの到達・不達を以下のように判定した。
・真の送信数: 「Uplink Intercept」を除く全送信数
・真の到達数: 「応答なし」「NO ACK(到達)」「Uplink Buffer Full」
・真の不達数: 「NO ACK(不達)」
1]応答なし
地上評価装置においてアップリンクメッセージ送信処理を実施した後、アビコムJDLCから何も応答がない状態。アップリンクメッセージが正常に機上評価装置に到達したことを意味する。
2]NO ACK
地上評価装置においてアップリンクメッセージ送信処理を実施した後、アビコムJDLCから「NO ACK」のサービスメッセージを受信した状態。
NO ACKは「通信が失敗した」のではなく「通信の成功を保証できない」ことを通知するメッセージである。機上評価装置の通信ログを参照することによりNO ACKになったアップリンクメッセージは以下のように分類される。