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2.2 地上評価試験

 

地上に於いて実施した試験はソフトウェア検査のためにシミュレータを使用しての評価試験、衛星が発射する試験電波を受信して行うWAAS測位評価試験、電子航法研究所殿から御提供頂いたGPS補正データを利用して行う測位評価試験がある。以下にそれぞれの評価試験の方法、結果をまとめる。

 

2.2.1 シミュレータを使用しての評価

 

平成10年度にはMOPS Table 2-18 TEST CROSS-REFERENCE MATRIX に挙げられた内容に従い、試作受信機のソフトウェアがMOPSの要求要件項目を満たしていることの検証を行ったが、主にシミュレータからの信号を必要とする評価項目については試験を実施することができなかった。

本年度はこれらの残された項目について検証をおこなった。

MOPSは平成11年10月の日付でDO-229AからDO-229Bへと改訂されているが、入手時期の関係で評価は全てDO-229Aに記載された内容に従った。

 

2.2.1.1 評価方法

 

評価環境として2.1.1項に示した構成を準備し、MOPSをもとに必要な評価方案を作成した。

評価方案には目的、シミュレータシナリオに反映すべき具体的な条件、評価の手順、判定基準等が記載され、シミュレータのシナリオも表2.3に示すように各項目毎に準備した。

 

表2.3 シミュレータを使用して行う評価一覧

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2-10〜2-12頁に一例として動的追尾試験の評価方案を示す。

 

 

 

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