I.8.2 DTEに対する支援
I.8.2.1 GNIの連結性報告
GNIは地上DTEに、VDLモード3データリンクを装備する航空機のアベイラビリティについて通知するものとする(‘join event’)。GNIはまた、そのような航空機が当該GNIを介してももはやコンタクトを取らなくなる時点についても、地上DTEに通知しなければならない(‘leave event’)。
I.8.2.2 ANIの連結性報告
ANIは機上DTEに、地上サブネットワーク・アドレス−DTE相互参照表から最後に残った地上DTE関連項目を削除する場合はいつでもその旨を通知しなければならない。
I.8.3 誤り処理手続き
I.8.3.1 アクティブ・チャネルの決定
I.8.3.1.1 d1状態の手順
XNIは、使用可能状態(p1)にないすべてのSVCの活動をモニタするものとする。SVCが、除外パケットのVDLモード3RR、RNR、DATAを送信せずにTx秒(アクティブ・チャネルのタイマ)間以上(XDCE)フロー制御可能状態(d1)にある場合、次の措置を取る。
a) 最後に送られたパケットがVDLモード3の除外パケットであれば、XNIはそのVDLモード3除外パケットを再送信するものとする。
b) そうでない場合は、XNIは適宜、その同位XNIにVDLモード3のRRまたはRNRパケットを送信するものとする。
I.8.3.1.2 その他の状態の手順
XDCE SVCがTx秒間以上p2、p3、p6、p7、d2またはd3状態である場合は、CC=137及びDC=255のローカルDTEにVDLモード3のCLEAR REQUESTパケットを送信するものとする。原因フィールドのビット8は1に設定する。
I.9 システム・タイマ
タイマの値は、以下の表I.9-1に示す値に従うものとする。