シーケンス番号(SN)に関連する運用はすべて、モジュロ64を実施しなければならない。
I.6.9.2 重複ウィンドウ
NESN-32≦NESN+31の間のSNR値域を、重複ウィンドウと表示する。
I.6.9.3 再シーケンシング・ウィンドウ
NESN-32≦NESN+31の間のSNR値域を、再シーケンシング・ウィンドウと表示する。
I.6.9.4 送信機能
I.6.9.4.1 各SVCごとに、コネクションを確立するために送られる最初のパケット(最初のVDLモード3呼出し要求または最初のVDLモード3呼出し受諾パケット)は、SNフィールドの値を0に初期化しなければならない。このSNフィールドの値は、各パケットの送信(または再送信)後に増分する。
I.6.9.4.2 未承認のシーケンス番号の最大数は、32の連続SN番号とする。この状態に達した場合、当該チャネルに対するそれ以上のSVCパケットはすべて、通過中の最も古いパケットの接続する無線機から転送成功の送達確認を受信するまでXNIが保持するものとする。
注)SNフィールドの長さは6ビットであり、それゆえに同じ値が反復する前に最大限64個の異なる値を持つため、未承認パケットの数を制限する必要がある。
I.6.9.5 受信機能
I.6.9.5.1 全 般
再シーケンシング・アルゴリズムは、各SVCごとに変数HSNR及びNESNを保持するものとする。NESNは、すべてのSVCについて0に初期化し、また、SVCがチャネル番号プールに入り直す場合も0にリセットしなければならない。
I.6.9.5.2 重複ウィンドウ内のパケットの処理
重複ウィンドウ内のシーケンス番号値を持つパケットを受取った場合、そのパケットは廃棄するものとする。