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PR及びPSフィールドの増分は、モジュロ16演算を使用して行うものとする。

 

I.6.4.4.7 パケットのコピーは、ユーザ・データの転送が成功に終わるまで保存するものとする。転送の成功後、PS値は更新しなければならない。

 

I.6.4.4.8 ユーザ・データのPR値は、(フロー制御管理により決定した)ウィンドウの所要バッファスペースがDCE内で利用可能となり次第、更新しなければならない。

 

I.6.4.4.9 フロー制御管理は、DCEとXDCEとの間で実施する。

 

I.6.4.5 相手先選択接続(SVC)の割込み手順

 

I.6.4.5.1 フロー制御手順に従わずにモード3サブネットワーク経由でユーザ・データを送らなければならない場合は、割込み手順を使用するものとする。この割込み手順は、通常のデータ・パケット及びフロー制御手順に何の影響も及ぼしてはならない。VDLモード3割込みパケットの処理は、XDCEがそれを受取り次第直ちに開始するものとする。

 

注)クリア、リセット及び再開の各手順を使用すると、割込みデータを失うことがある。

 

I.6.4.5.2 割込みの処理は、割込み時に生ずるSVCからの他のどの処理にも優先させなければならない。

 

I.6.4.5.3 SVCの前の割込みが(VDLモード3割込み確認パケットの受信によって)確認される前にVDLモード3割込みパケットを受信した場合は、誤りと定義する。

 

I.6.5 受信可能手順

 

I.6.5.1 このタイプのパケットは、(通常、更新したPR値を持つ)どのVDLモード3データ・パケットも送信に利用できず、しかも最新のPR値を転送する必要がある場合に送るものとする。これはまた、受信不可能状態を終了するために送ることもある。

 

I.6.5.2 XDCEは、VDLモード3受信可能パケットを受取った場合、その出力SVCのPR値を更新する。これは、既に送信されていてまだウィンドウ内にあるパケットの再送信に対する要求と見なしてはならない。

 

 

 

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