日本財団 図書館


3.7.2.4.1 ポーリング・システム構成

 

データ・サービス、2V1D及び3V1Dのないシステム構成の場合、すべての航空機はポーリングされ、かつ、F.2.9項に従う網加入要求メッセージによって応答し、ICAOアドレスとローカルIDとの間の連携を再構築するものとする。

 

3.7.2.4.2 データ利用システム構成

 

無線機がデータ・サービスを支援するシステム構成で作動している場合、航空機は、回復メッセージのアップリンク予約応答フィールドを受信次第、3.7.3.3.4.2.1項による「回復促進XID」及び3.7.3.3.4.1.3項による「網初期化XID」を含むCTRL_RSPフレームをダウンリンクしなければならない。この回復促進XIDは、データ・スケジューラの回復に必要な情報だけでなく、航空機アドレシング情報も示す。網初期化XIDの方は、所望のサブネットワーク・コネクションを示す。航空機は、網の初期化に必要なネットワーク情報及びネットワーク・サブパラメータのみを送信するものとする。ダウンリンクされるCTRL_RSPフレームは、地上システムが回復の間アクセスをスケジュールできるように、1回のバースト伝送に限定される。その他のパラメータ及びネットワーク・コネクションについては、回復処理の完了後に折衝することができる。

 

注1)システム構成3V1D及び2V1Dの場合、すべてのローカルIDは、全航空機がデータ・サブチャネルにアクセスすることができるよりも高速にポーリングされ得る。したがって、地上局は、ポーリングに対する応答がないために割当てられていないと既に分かっているローカルIDへのアップリンク回復メッセージの送信をスキップすることができるようになるのが望ましい。

 

ローカル識別子の範囲の最後(すなわち60)の高位でスタートすること、及びデータ・スロットが浪費される前に未解決のローカル識別子を見つけだす能力を最大限にするように、回復情報に関するデータ予約のオーバラップを防ぐためにカウントダウンすることが望ましい。

 

注2)回復にポーリング応答Mバースト(2V2D構成の場合はLBAC1、3T構成の場合はLBAC2、3及び4)を使用しないシステム構成(すなわち、2V2D及び3Tのみが、航空機に回復処理の間にランダム・アクセスを介して、網加入要求及び予約要求Mバーストをダウンリンクさせることを可能にする。これらの要求は、回復状態の完了後に処理される。回復処理の間にLBAC1を利用するシステム構成(例えば、4V、3V1D、2V1D及び3V)は、新しい航空機にリンクを確立させる前に回復状態が完了するまで待機しなければならない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION